指導理念
強さとは?
強さって何だろう?
力が強い事、腕っぷしが強い事、試合で勝つこと・・・いろいろあると思います。
けどそれは肉体的な強さですよね。
武道で大事な事と言えばやはり『心技体』です。
一番最初にくる言葉は『心』なんです。
心の強さ。では心の強さとは?
まずは己に対する心。「弱い自分に勝つ」「我慢強さ」要するに『気持ち』の強さです。
毎回の稽古に参加する事。
組手稽古が痛いから、先生が怖いから・・
そんな嫌な事や辛い事から逃げず稽古に来る。
学校や仕事で疲れて休みたい時や、友達と遊びたい時、サボりたい時もあるでしょう。
しかし、そんな気持ちを抑え、稽古に来るというのはかなりの根性と精神力を要します。
これこそ心の強さ、これが一番大切な強さではないでしょうか。
そして稽古中は一所懸命稽古に取り組む。
ただ、休まずに稽古に通うと言うのは子供だけでは難しい事ですので、そこは親御さんが厳しく心を鬼にし、そして時には優しく子供が楽しく通えるようにしてください。
やると決めたことを最後まで続けさせる。一番肝心な部分であり、今一番薄れている事だと思います。
これさえできれば組手の強さや力の強さなんて自然についてくる、稽古の副産物なんです。
そして空手を通じこの心の強さを養うことができれば、学業においても他の事においても必ず最後まで完遂し良い結果が待っている事でしょう。
そしてもう一つ大切な『心』、それは他人に対しての思いやり。
いくら力が強くても心が備わっていなければ力はただの暴力になり下がるのです。
正道会館では青少年健全育成に力を注ぎ、空手を指導しています。
相手を思いやる心を育てる事。相手を思いやる気持ち、心があるかないかで力も悪になってしまいます。
組手稽古をすれば、相手を倒さなければ自分がやられてしまう。
殴りあい、蹴りあいをするという事がどれだけ痛いし怖いか。『痛みと恐怖』というリアルを体験します。
そうすることで人を傷つけるという事がどういうことなのか自然に解る訳です。
これは現在の学校生活、日常生活では絶対に経験できないものです。
そして、組手ができるようになると身を守る術も体で覚えられるので、実戦でも護身として対応できるようになります。
相手を思いやる『心』、弱い自分に勝つ強い『心』
この二つの心が武道として、そして日本人として一番大切な事ではないでしょうか。
ただし、いくら相手を思いやる心があっても、優しいだけならいざと言うときに役に立ちません。やはり守るためにも物理的な力が必要です。
心技体すべてを兼ねそろえる。
その為に己を練磨する。それが稽古。
稽古の中で心の育成を一番に、そして技、体の強化に取り組み、道場生が空手だけではなくすべての事に自信が持てるよう、そして正道空手をやって良かったと思える指導、道場づくりを正道会館 志友塾では行っています。
押忍